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電通ランウェイ、マルチエージェント型AIプラットフォーム「Mates AI」を自社開発

〜高品質な統合コミュニケーション提案とオンボーディングを実現する“AI Buddy”〜
――「顧客の事業を深く理解したうえで、質の高い提案を届ける」ことを目指して――
株式会社電通ランウェイ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:鈴木 篤、以下「当社」)は、広告会社の実務に特化した社内向けマルチエージェント型AIプラットフォーム「Mates AI(メイツ エーアイ)」を自社開発し、2026年1月より当社社員向けに導入しました。
「Mates AI」は、与件整理、戦略立案、プレゼンテーション資料の作成、プロジェクト進行管理、翻訳、議事録作成、汎用的なリサーチなど、広告提案に関わる主要なプロセスをカバーする複数のAI機能を組み合わせたプラットフォームです。個々のタスクを部分的に効率化することだけを目的とするのではなく、クライアントへの質の高い統合コミュニケーション提案の提供を主眼とし、提案プロセスの最適化と新入社員や異動等で新たに案件に加わるメンバーの早期戦力化を実現させます。
1.開発の背景
近年、広告・マーケティング領域では、クライアントの事業課題が高度化・多様化する一方で、短いリードタイムの中で高品質な提案が求められています。
当社は、こうした環境において、担当者の経験年数やスキルセットにかかわらず、一定以上のクオリティで提案を組み立てられる基盤を整えることが重要であると考え、「Mates AI」を開発しました。
2.「Mates AI」の特長
「Mates AI」は、複数のAI機能を組み合わせることで、次のようなプロセスを一気通貫で支援する”AI Buddy”として機能します。
• 与件の整理・構造化 : クライアントブリーフや会議議事録等から、論点や制約条件を瞬時に整理
• 戦略骨子の構築 : PEST、3C、STP等のフレームワークを用いた多角的な市場・競合・ターゲット分析
• ストーリーラインの設計 : 論理的なプレゼンテーション構成案やメディア活用案の作成
• 実務の最適化: プロジェクト進行管理や多言語翻訳、議事録作成によるスムーズな実務遂行。
これらを通じて、当社は、
• 案件ごとの戦略やストーリーラインの質を底上げすること
• 担当者変更時のアウトプットの質を担保すること
• これまで以上のスピードで高品質な提案を行うこと
を目指しています。
3.クライアントへの提供価値:提案全体の最適化と価値最大化
「Mates AI」の導入により、情報整理などの初期フェーズをAIが担うことで、担当チームは「本当に議論すべき論点の深掘り」や「クライアント固有のインサイト・事業戦略の検討」に、これまで以上に時間を割くことができ、 “型どおりではない、クライアントごとの戦略提案”の実現を目指します。
また、「Mates AI」は、資料作成や情報整理を支援するものであり、最終的な戦略の判断や提案内容の責任は当社の担当者・チームが担います。AIと人の役割を明確に分けることで、クオリティを向上させながらクライアントに対して提供する価値を最大化いたします。
4.電通グループ全体の生成AIガイドラインに基づいた適切な個別案件情報の取り扱いと情報管理
「Mates AI」の設計・運用にあたっては、クライアントからお預かりした情報の取り扱いに細心の注意を払っています。
• 個別の案件情報が、他のクライアントの提案に転用されたり、流用されたりすることがないよう設計しており、
案件ごとの情報管理を前提とした運用ルールを徹底しています。
• クライアントごとの案件情報を他案件向け提案のために再学習・再利用を行わない前提で設計・運用しています。
• 外部に対してクライアント名や案件内容が開示されることはなく、社内においても、アクセス権限や目的に応じた
適切な情報管理のもとでのみ利用されます。
当社は、クライアントの機密情報を保護することを最優先に、電通グループ全体の生成AIガイドラインに基づいた慎重な設計・運用のもとで「Mates AI」を活用してまいります。
5.今後の展開
当社は今後も、「Mates AI」の機能拡張や高度化を継続的に行い、クライアントの事業成長に貢献する高品質な統合コミュニケーション提案をご提供できる体制づくりを進めてまいります。
また、社内で培ったAI活用ノウハウをもとに、将来的にはクライアントとの共創や、広告・マーケティング領域における新たなソリューション開発にも取り組んでいく予定です。
あわせて、dentsu Japanネットワーク内におけるAI活用の取り組みとの連携や協調、相互補完の観点から、グループ全体としての価値提供力向上に貢献してまいります。