コーポレート部門は、フロントに立つ社員が安心して業務を遂行するために、バックオフィスから会社を支えています。重要な業務の一つは、広義のリスク管理業務です。ビジネスをする上で問題の発生を未然に防ぐことは、重要な使命です。仮に問題が発生しても早期に共有してもらうことによって、当初想定していなかったベストな選択肢が見つかることもあります。そのためには、社員がコーポレート部門に気兼ねなく相談できる仕組み作りが欠かせません。
私は「仕事を自ら拾いに行く」という考えで、社員に可能な範囲で自分から声をかけ、社員が相談したくなるきっかけを作れればと思っています。そのほかにも「話を最後まで聞き、必ず提案する」「結論ありきではなく、様々な立場で考え続ける」など、「相談してよかった」と感じてもらえるように心がけています。コーポレート部門がどういう仕事をしているのかを発信すること、問題にいち早く気付き拾い上げている部員をきちんと評価することも大切です。このような仕組み作りが、社内での活発なコミュニケーションを促し、新たな視点の発見や、クライアントへのベストなソリューション提案につながっていくと考えています。
サステナビリティに関する活動も、社員とのコミュニケーションの中から様々なきっかけをもらいながら行っています。サステナブルコーヒーの導入や「農園そらりサポーターズクラブ」を通じた支援、「みなとクリーンアップ活動」への参加など、サステナビリティに関する取り組みは、会社として注力している活動の一つです。全社員対象のサステナビリティに関する研修は、内容をブラッシュアップさせながら今後も続けていきたいと考えています。
また、社員からの要望をきっかけに、社内図書館も導入しました。検討を進める中で実施した社内アンケートには導入を歓迎する多くの声が寄せられ、心の豊かさやスキルアップにつながる活動の大切さを改めて実感しています。
サステナビリティへの取り組みを進めるうえで重視しているのは、新たな負荷を生まないことです。例えば、オフィスでコーヒーを飲むという行為は日々の業務の中で自然に行われています。コーヒーを飲むという日常的な行為はそのままに、購入するコーヒーをサステナブルなものに切り替えるなど、日常の行動の延長線上で無理なく取り入れられ、継続できることを大切にしています。
また、サステナビリティについて考えるとき、本当に重要なのは「どのような施策をどのくらい実施しているか」ではないと考えています。「コーヒーを変えたから、次はお菓子を」「今年はこの地域で清掃活動をしたから、来年は別の地域を」。こうした取り組み自体は間違いではありません。しかし、それだけを積み重ねていくことがサステナビリティの本質かと問われれば、少しずれているのではないかと感じます。
数を増やしたり範囲を広げたりすること以上に重視すべきは、今行っている業務や施策そのものが持続可能な仕組みになっているかどうかです。社員が無理なく働き続けられる体制になっているか、すべての施策にサステナビリティの観点が組み込まれているか。こうした視点を持つことが、サステナビリティ活動を単なる施策で終わらせないために大切だと考えています。
電通ランウェイの社員は全員がブランドエクスペリエンス・プロデューサーであり、コーポレート部門の社員も例外ではありません。コーポレート部門の社員が、あらゆるリソースを価値ある形でほかの部署へ提供することが、クライアントへの貢献につながると考えています。
日頃のインプットにおいては、コーポレート領域の専門性を高めることはもちろんのこと、クライアントの事業を知ること、世の中の動きを知ることも大切だと考えています。サステナビリティに関しても同様です。コーポレート部門がプロデュースする社内での様々な制度や取り組みが、自分が働いている会社への誇りとなってほしいと願っています。社員ひとりひとりのゆるぎない自信と成長がクライアントへの価値提供につながり、「電通ランウェイに頼んでよかった」と言っていただける機会を増やしていきたいと考えています。
コーポレート事業部長
Okada
2019年電通ランウェイ入社。2024年よりコーポレート事業部長として、管理部門を統括。